熊本大学 大学院生命科学研究部 知覚生理学教室 Department of Sensory and Cognitive Physiology

• 
• 
• 
• 
• 
• English

生理学II

受講対象：

医学科２年

講義概要：

生理学は複雑で精巧な生命現象の機能的側面を、物理・化学的な手法などを用いて、分子・細胞レベルで解明するとともに、 器官・個体の機能がいかに実現されるかを理解する学問である。従って、解剖学と並んで基礎医学の重要な学問である。講義では、多様で 巧みな人体機能の記述から、それぞれの機能が実現される原理、ならびにその分子論的機序などを学び、これから学ぶ関連分野の ために基礎知識を身につけることを目的とする。

教科書：

特に指定しない。講義資料はこのページにあります。

参考書：

• 生理学一般：本郷利憲・廣重力：「標準生理学」（第６版）、医学書院、2005
  Patton, HD et al., Textbook of Physiology (21st ed.), Saunders, 1989
• 大地陸男：「生理学テキスト」（第５版）、文光堂、2007
• 神経科学：Purves D et al., Neuroscience (3rd ed.), Sinauer Associates, Inc., 2004
  Kandel E et al., Principles of Neural Science (5th ed.), McGraw-Hill, 2006
  Nicholls JG et al., From Neuron to Brain (4th ed.),Sinauer Associates, Inc., 2001
• 細胞生理学：Alberts B et al., Molecular Biology of the Cell (4th ed.), Garland Pub, 2002
  Johnston D and Wu S M-S, Foundations of Cellular Neurophysiology, The MIT Press, 1995

受講姿勢：

• 積極的に質問しましょう。質問は、質問した人も、横で聞いている人も、そして教えている 人も、皆を育てます。
• 生理学は人体の機能を対象とするので、時間軸を強調し、定量性を重視します。 この視点を忘れずに、勉学・思考するようにしてください。
• 生体機能は生体システムの機能なので、単なる構成要素の機能の寄せ集めではなく、それらの協調・統合が重要である。
• 生理学は現在も盛んな研究活動に支えられ、進歩し続けています。従って、基礎知識だけでなく、 最新の知見や概念、そして将来展望まで講義することがあるので、進取の気持ちで授業に臨むようにしてください。

評価：

不定期的に行う小テスト、実習レポート、学士試験。 

約束：

遅刻しないこと。
私語しないこと（私語は他人に迷惑）。

生理学II　講義資料：

参考資料：

• 関係するコア・カリキュラム項目
• コア・カリキュラム全文

Links:

Some great minds in the history of neurophysiology

• Hodgkin,AL
• Huxley,AF
• von Bekesy, G
• Hubel,DH
• Wiesel,TN

Copyright(C) Department of Sensory and Cognitive Physiology All rights reserved.